学校長 関根 勝
本校は平成2年、地域医療の充実のため看護師育成を開始し、長きにわたって多くの看護師を輩出し医療分野並びに地域に貢献してまいりました。
「生命の尊厳・個人の尊重を学習の基盤とし、社会のニーズに応える専門職業人としての資質の向上と、地域医療に貢献できる看護実践者の教育を目指す」という理念のもと、教育体制の充実を図るとともに、高い職業意識をもつ看護師の養成を目指して、教職員一同力を合わせて努力しております。
2025年以降には今以上の高齢者社会が到来すると予想されており、さらなる人手不足や社会保険料の負担増、経済成長の低迷に陥る可能性が危惧されています。その為に医療も施設から地域への転換がはかられています。
そのような中では、専門的知識獲得とともに様々な学習経験,社会経験を有する者が相互に切磋琢磨する環境を作り上げる中で,協調性を持ちつつ人間理解に富んだ医療人の育成が求められています。当校は多様な入学制度を用いながら、年齢制限を設けず、人々の健康と地域社会に貢献しようという意欲を持つ者に対して広く門戸を広げています。
また、医師会立として建学の精神を共有する恵まれた環境の中で看護を学ぶことができるのも大きな特徴になっています。ぜひ坂戸鶴ヶ島医師会立看護専門学校に入学し、看護の道を目指して頂きたいと心から願っております。