海外の地で医療を届けられるこの仕事にやりがいと喜びを感じています。
私は坂鶴を卒業後、坂戸市や東松山市などで職場を3つほど変えながら日本では7年間の経験を積みました。その後、国境なき医師団に入るという7歳の時からの夢を叶えるため、まずは英語の学習をするためにオーストラリアに渡ったのが29歳の時です。英語を学んだあとは現地の大学を卒業し、オーストラリアの看護師の資格を得て現地で看護師として4年間働きました。
医療とは本来は誰もが平等に受けられるべきものであるのに、何らかの理由で医療へのアクセスが絶たれている人々が世界には大勢います。私はそのような場所に出向いて医療を届けられるこの仕事にやりがいと喜びを感じています。
看護という道を選び、坂鶴で育ててもらい、そして今でも看護師を続けていられる事に感謝をしながら、これからもずっと必要とされる人の元で寄り添い続けていきたいと思っています。 写真提供 ©MSF